「グラビア」という単語について調べようとググっていたところ、下記のサイトで「没後写真」というキーワードが目に入った。
言葉通りの意味で、その人物の没後=遺体を撮影した写真だそうである。
「死者を悼み、その姿を留め置く」という意味では遺影に近いのだろうが、今日の感覚だとあまりに直截的過ぎるように思われる。
しかし同時に、その直截さは誰もが理解し得るものに違いない。
最近、稀にだがSNSへ家族の遺体画像を投稿する人がいる。
私はこれまでそういった行為に対して「うーん批判する筋合いも全く無いが、しかし遺体にスマホを向けてSNS上で不特定多数に公開するというのは如何なものかなぁ……」という感覚でいた。
しかし「死者を悼み、その姿を留め置く」という精神に立てば、その手段がより効率的になっただけなのかも知れない。