快晴満月無風

メモ・自由研究

快適歩行8:結び目を解き緯に

ビューフォート風力階級表は陸上・海上で観察される現象によって風の強さを分類したが、後にどの程度の風速に相当するかが加えられた。その際に用いられた単位はノット(knot)である。

なぜ速度を表す単位がノット=結び目なのか。16世紀頃に等間隔に結び目を作ったロープを海に流し、「30秒間で結び目が幾つ繰り出されるか」で船の速さを計算したのが由来だという。

 

現在の1ノットは時速1.852km。非常に中途半端な印象だが、これは1海里が1852mだからだ。そして1海里とは地球上の緯度1分に相当する長さである。(もう結び目は関係が無い)

つまり1ノットで1時間航行すると、1分進んだことになる。

 

緯度や経度は「北緯35度40分33.2秒 東経139度44分41.9秒」といったように記載される。

分・秒の部分は時間と同じ60進法である。

緯度は赤道を0度として北緯90度が北極点、南緯90度が南極点である。

360°移動すれば世界一周ということになる。

 

日本船主協会:海運資料室:海運雑学ゼミナール